洋服の生地で着物や浴衣を作る時の布はどのくらい買う?【着物の作り方】

装々さんのブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、ブログ更新やライブ配信の予定をメールで受信できます。

浴衣の作り方解説
浴衣の作り方解説着物の作り方解説
スポンサーリンク

あけましておめでとうございます。

国家検定一級和裁士 着物仕立て装々です。

2024年度は波乱の幕開けとなりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。

皆様にとって穏やかで幸多い1年になりますことをお祈りしております。

 

ということで新年1回目は着物を作る時の布の容量について解説します。

 

スポンサーリンク

着物を作る時の布の量は?

着物の用尺まとめてみた

着物の反物  12m30cm×36cm

胴裏    8m50cm×36cm

八掛    4m×35cm

 

洋服地 

110cm巾以上 およそ4m50cm

90cm巾   およそ5m

 洋服地は縫い代や柄合わせ、縮む分で20cmほど多く買うと安心ですね

スポンサーリンク

着物の布の長さについて細かく解説します↓

着物の反物の場合

基本的に着物は反物から作りますが、今回は手芸屋さんで買える洋服の生地を使って着物を作る場合の布の量について解説します。

補足的にまず基本的な反物の長さの解説をします。

 お店で売っている肩幅ぐらいのグルグルに巻いた着物の生地を反物(たんもの)と言います。

この様に巻いて売っていますね

着物の反物長さは12m30cm×36cmくらいです

反物によって長さが違うのでついでにそれについてもちょっと解説します。

 

売っている古い反物について

 先ほど反物の長さは12m30cmぐらいと書きましたが

反物は時代や販売元によって個体差が多くて12mから13mくらいのものが多いです。

反物は古い時代のものもいっぱいあって、昔は背が低い人が多かったので古いものは短いことが多いです。

多くの反物は身長162cmの方で揚げと縫い代があってちょうどいい感じに取れるぐらいの長さです。

 袖の長さを長くしたかったり、もう少し身長が高い方は縫い代を減らしたりちょっと長めの反物を買うのがおすすめです。

170cm以上の方は裄の幅も足りないと思うのでクイーンサイズやキングサイズの反物を買うのがいいですね。

こちらは多分13m×38㎝くらいの長さになっていると思います。

最近の新しい反物は極端に短いことはないです

スポンサーリンク

手芸屋さんで布を買う場合

洋服生地の幅について

 手芸屋さんには色々な幅の布が売っています。

どんな幅の布があるかというと90cm 108cm 110cm 140cmあたりが一般的です。

もうこれだけで意味不明だと思いますがそれぞれの布幅でどのくらいいるかの計算方法を解説しますので安心してください。

 基本的に木綿の生地は90cm、化繊の生地は110cm、ウールなどは半分に折って巻かれているので140cmが多いですね。

お値段のタグのところに布幅が書いてあるので必ず確認してください。

①まずは自分の肩幅袖幅を決めてください

こちらの表で身長から肩幅と袖幅を決めてください。

この肩幅と袖幅をもとに布の量を決めていきます。

着物の寸法についてはこちらでさらに詳しく解説しています↓

自分にピッタリ! 着物の寸法の決め方【初めての和裁】
こんにちは、着物仕立て装々です。 今回は和裁をする際やアンティークの着物を買う際の 着物の寸法の決め方や測り方について解説したいと思います。  今度単衣の長襦袢の作り方を解説したいと思っていますので 着物の寸法をしっかり押さえておきましょう...

②袖幅を3で割ります

肩幅を目安に今回は身長163cmの方の布の量を決めてみましょう。

身長163cmの場合、肩幅は33cm

33cm×3=99cmになります。

幅が99cm以上ある場合は簡単に布を3等分に長細く切ると反物になるので簡単に作ることができます。

90cm幅より広いものは110cmなので脇の縫い代も十分です。

3等分にして見頃が2つと衿衽が1つの幅にしますよ

スポンサーリンク
3等分にできる場合の裁断図

ということで布幅を3等分にしただけで作れる場合は

※1 袖丈(49.2cm)+縫い代10cm×2 

※2 身長+10cm(繰越と縫い代と揚げ)×2

 

※1+※2の合計分を買ってください

大体4m50cmくらいでしょうか。

揚げ分は5cmほどにしてあるのでもっと多く入れたい方はもう少し長めに買ってもいいですね。

 

裁断図について補足です。

4.5×110をA4サイズに記載していますので長さが縮小されていますので比率がおかしくなっていますが、

赤線が裁断線で点線が折り線です。

この辺りはリクエストがあれば動画で詳しく解説したいと思います。

スポンサーリンク

 

③布幅が狭くて3等分にできない場合

90cmの幅の布ですごい可愛いのがあって3等分じゃ幅が足りないわっていう方はこちらになります。

身長×3 です 5mもあれば十分です

90cm幅の裁断図

↑袖の左は残布です

こちらは裁断がちょっと難しいのであまりおすすめしませんが頑張ればできると思います。

先に身頃と袖を切り抜いて後の残りで衿とおくみを取る感じです。

90幅の時の補足

上記の場合はなるべく短く生地を買うように見積もってありますが

金に糸目をつけない!面倒なのいやだわ!という方は

※1 袖丈(49.2cm)+縫い代10cm×2 

※2 身長×4

で裁断は

袖、袖、前身頃、後ろ身頃、衿衽 の順に切って布幅が広い所は切り落とします。

 

スポンサーリンク

洋服の生地を買う時の注意

手芸屋さんやネットで洋服の生地を買う場合注意していただきたいのが

洋服の生地は洗うと結構縮むということです。

親切な手芸屋さんは布を買う時に何パーセントぐらい縮むとか、

これは縮みやすい生地ですよとか教えてくれるので

その場合は少し多めに買って洗濯機でグルグル回して先に生地を縮めてから着物や浴衣を作ってください。

スポンサーリンク

裏地の寸法

袷着物を作る場合は裏地をつけます。

洋服の生地で着物を作る場合、木綿やウールで作る場合が多いと思います。

裏地も表の生地と同じように3等分にして洋服の生地を裏地にすることができますが、多分面倒なんで化繊の胴裏と八掛でいいんじゃないかなと思います。

参考までに胴裏の長さは一枚分 8.5m×36cm

身長の高い方はもう少し長めで幅の広い胴裏が売っているのでなるべく長いものがいいですね。

ちなみに胴裏で「1疋」というのは着物3枚分の裏地の反物の事です。

 

八掛は4m×35cmほどです。

こちらも20cmくらい個体差があります。

身長が165cm以上の方は長めのものが良いでしょう。

ぼかし八掛は少し短い傾向があります。

 

化繊の胴裏

 

化繊の八掛

浴衣や単衣着物の場合は裏地はいりません。

洋服の生地で仕立てた着物の写真を紹介します

以前仕立てたお客様の着物や舞台衣装です。

どれも洋服の生地を反物の幅に切って仕立ててあります。

ツイード生地で着物を作れます。FENⅮIの着物などを仕立てました。洋服地から作った着物を紹介します。Kimono Dress

 

今年の大河ドラマは平安時代が舞台ですが

こんな感じの↓打掛も洋服生地やサテンを使って作ることが出来ます。

DSC_0068

着物の仕立て方の解説はこちら

洋服の生地を3等分、およそ36cm位に長細く切ったらあとは反物で作るのと同じように印付けをして縫います。

単衣着物

単衣着物の作り方 寸法と裁断解説
こんにちは。着物仕立て装々です。 毎日朝起きるたびに気が付くとお庭の花がどんどん咲いて、とても気持ちのいい季節になりましたね。(ただし花粉症なので 以下略げふんげふん) 今回は和裁してみたい方中級の単衣着物の裁断と印付けを解説します。 こち...

浴衣

【浴衣の作り方】ゆかたの印付け サイズを解説します 初めてのゆかた作り応援
ゆかたの裁断、印付け サイズを解説します  こんにちは。国家検定一級和裁士の着物仕立て装々です。 先日Youtube でゆかたの作り方を解説しました。ライブのご参加ありがとうございました。 動画ではいまいちよく分からない部分もあると思います...

 

後記

ということで装々さんにお仕立てのご依頼をくださる方から問い合わせの多い洋服の生地で着物を作る場合の買ってくる布の長さを解説してみました。

色々解説しましたがまあ面倒だったらぶっちゃけ5m~6mぐらいあれば大丈夫です。(元も子もないw)

波乱の2024年今年もぼちぼちと頑張って着物に関するブログや動画を頑張っていきたいと思いますので今年も1年よろしくお願いします。

最後まで読んでくださってありがとうございました。着物仕立て装々でした。バイバーイ。


着物仕立て装々  ~sousou日記~をもっと見る

購読すると最新の投稿がメールで送信されます。

コメント

  1. 佐藤晶代 より:

    洋反生地からの生地取り(*^^*)初めて良くわかりました。と言っても着物が縫えるわけではありませんが・・いつか洋反でミシン縫いしたいという夢があります。
    装装さんは着物本来のお仕立ては勿論素晴らしいですが、新しい着物枠を広げられてて楽しく読ませて頂いてます。
    また、お仕立てお願いしてる羽織の出来上がりもとても楽しみにしています♪

タイトルとURLをコピーしました