着物仕立て装々です。
今年の夏の終りから舞台衣装を作ってきましたが、
今朝、舞台俳優さん着用の写真とともに
ネット公開の許可をいただきましたので、
紹介させていただきますね。
装々さんが作った舞台衣装
使った生地はスパンコールの生地です。
こういうスパンコールの生地は舞台照明にとっても映えて
キラキラ美しいです。
出来上がったのはこんな感じの上着です。
前身頃が短くて、後見頃が長くなっています。
とても細かいスパンコールがびっしりついた生地ですので
裁断したあとにポロポロとスパンコールが落ちます。
掃除をしても、掃除をしても
仕事部屋どころか お風呂やトイレ、家中の至るところが
しばらくキラキラ光っています。
ぜひ見ていただきたいのは、
縫い代の始末の真っ直ぐなところです(笑)
こうした単衣物の 透ける生地は、布端の始末が悪いと
全体的な印象が だらしなくなってしまいます。
夏の単衣の着物も同じですね。きちんと2分5厘で まっすぐ
始末していきます。
舞台衣装は、舞台から客席まで
結構 距離があるので
遠いから、分からないと思いがちですが、
やはり きちんとした仕立てというのは、どんなに遠くても
キリッと、緊張感のある衣装に見えます。
適当に仕上げたものとは やはり出来上がりの格が違います。
いつでも 美しい仕立てができるように、
気をつけていますよ。
お裁縫は、技術はもちろんのことですが
ちょっとしたコツを知っているだけで
びっくりするほど 仕上げを美しくすることが出来ます。
そういうことも、Youtubeでお伝えできたらいいなと思います。
さて、先程の衣装 実際の着用写真はこちらです。
上着を作った時には、思いもよらぬ出来上がりでした。
(舞台俳優さんを個人的に存じ上げませんでしたので、迷惑にならないよう
お顔にモザイク入れました)
薄紫の袴と お揃いの前の紐がとってもチャーミングです。
しかも 耳付き!!可愛らしいです。
舞台衣装は、生地と 寸法の指定
イラストか 出来上がりのサンプルが送られてきて
指定されたものを作ります。
ですので、こんな感じで、着用写真を見るのは
とっても楽しいですね。
時々は劇場の楽屋で着付けに行ったりしますが
衣装を着ると 世界観ができあがって
俳優さんの演技もぐっと良くなるので
とても楽しい仕事の一つです。
もう一つの作品はこちらです。
これは洋服の生地で作った打掛です。
製作工程を Youtubeで公開しています
舞台衣装の打掛を作る 洋服の生地から打掛メイキング 国家検定一級和裁士のちょっと変わった仕事を紹介
2020年からは舞台衣装の仕事はほとんどありません。早くライブでお芝居ができるようになるといいですね!
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着物仕立て装々でした。
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