装々さんおすすめのアイテムを紹介します
こんにちは。国家検定一級和裁士 着物仕立て装々です。
Youtubeライブをするたびに「和裁道具を紹介してください」とリクエストを頂くので
今回は着物を仕立てるのに便利な和裁道具を紹介します。
和裁道具紹介します
装々さんこだわりの愛用の道具や、皆さまが趣味でさらに和裁を楽しむための道具、
和裁を始めようとされる方、もっときれいに着物を縫いたい方に使いやすい道具を一挙公開します。
お裁縫のレベル的な感じで分けて記載してみました。
すべての方におすすめ は お裁縫するならあると便利なグッズ
初心者様向けは ちょっと着物を縫ってみようかしら?習ってみようかしら?という方向け
中級者様向け は 和裁を習っている方で、もっとキレイに効率よく仕立てたいわ!という方向けです。
商品リンク先から名前や金額を色々検索してみてください。アマゾンのリンクはアソシエイトプログラムに参加しています。
道具が違うだけで作品の出来上がりの完成度や作業効率は全然違います。
楽しい裁縫ライフの使いやすい道具探しの参考になったらうれしいです。
指ぬき すべての方におすすめ
装々さんがいつも使っているのは革の指ぬきでいっぱい入っている業務用のものです。
一般用ではないので手芸屋さんで他に入りやすそうで、いくつか使いやすそうなのを紹介します。
指ぬきは中指の第一関節と第二関節の間に付けて針のお尻を支えて縫います。
ずっと指に付けているので革製のが好きです。
縫い針&マチ針
縫い針
4の3 中級者様向け
和裁士の御用達針は、四の三。絹を縫うための細めの針です。
ちなみに最初の4は針の太さの数値で、次の3は長さの数値です。
4の2 初心者向け
縫い針セット
![](https://i0.wp.com/kimonoshitatesousou.com/wp-content/uploads/2021/02/8da5dc7d6e5fee0d11e6dd531bf692d3-1.png?resize=750%2C750&ssl=1)
ちなみに100均の針は先がちゃんと尖っていないのでお勧めしません。
針はお値段で縫いやすさが違うので、運針をするときはいいものを使ってくださいね。
糸通し お姉さま方向け
最近の糸通しはかっこいいんですよ。
マチ針は和裁用、洋裁用があります すべての方におすすめ
裁縫用クリップ すべての方におすすめ
![](https://i0.wp.com/kimonoshitatesousou.com/wp-content/uploads/2021/05/97d72f0a865cfd7107bd12eca62cc696.png?resize=895%2C608&ssl=1)
縫い糸
縫い糸も色々使い分けています。
絹糸 すべての方におすすめ
絹の着物は絹糸で縫います。手芸屋さんやネットではタイヤーや金亀が手に入りやすいと思います。
中綴じ糸 中級者様向け
![](https://i0.wp.com/kimonoshitatesousou.com/wp-content/uploads/2021/02/8da5dc7d6e5fee0d11e6dd531bf692d3-1.png?resize=750%2C750&ssl=1)
着物を数枚しか縫わないときは裏縫い用の白の絹糸で代用できます
しつけ糸 中級者様向け
着物のしつけや縫いびつけは「ぞべ」という とても細い糸でします。
自分の着物のしつけは、外してしまうならまあ安い100均の糸でいいと思います(笑)
![](https://i0.wp.com/kimonoshitatesousou.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_20211213_113944_828.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/kimonoshitatesousou.com/wp-content/uploads/2020/12/f58c1350e8ca153dc69c2fce9af5b80e.png?resize=92%2C92&ssl=1)
化繊糸 すべての方におすすめ
浴衣や化繊着物は化繊の糸で縫います。こちらも手芸屋さんやネットで手に入りやすいと思います。
半衿付けにおすすめ糸 すべての方におすすめ
糸が絡まりにくいのはキルターかデュアルデューティーです。こちらも手芸屋さんに売っていますね。
白の糸は一個持っておくと色々便利です。
![](https://i0.wp.com/kimonoshitatesousou.com/wp-content/uploads/2020/12/9b558937d36b00a82d4f7784155717f4.png?resize=92%2C92&ssl=1)
これは本当に絡まりにくいので、お裁縫する方はぜひ使ってみてください。
目からうろこですよ。
くけ台
プロ用くけ台 中級者様向け
装々さんが使っているのはこちらの大きいくけ台です。
↓青い布が付いているのが上の針山の部分です。
プロ用のかけ針は上に針山が付いていて縦棒の真ん中にかけ針を結んでおきます。
かけ針は後で紹介しますね。
![](https://i0.wp.com/kimonoshitatesousou.com/wp-content/uploads/2021/05/20070128_07.jpg?resize=500%2C500&ssl=1)
簡易くけ台 すべての方におすすめ
テーブルにつけるタイプのはこちらです↓
かけ針 すべての方にお勧め
作業台
ヘラ台 初心者様向け
舞台の仕事をするときは楽屋に持っていくので一応持っています。
大きな仕立て台がなくてもヘラ台はあった方がいいです。
屏風のよう折りたたまれてコンパクトですが、広げると反物幅×見ごろを広げられる大きさになります。
分厚い厚紙に布が貼ってあるようなものです。
台に針を突き刺せるので角をしっかりきれいに作るのに欠かせません。
仕立て台 中級者様向け
折りたたみの2台1セットの台はこちら↓
![](https://i0.wp.com/kimonoshitatesousou.com/wp-content/uploads/2021/02/IMG_20210109_095403.jpg?resize=1207%2C679&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/kimonoshitatesousou.com/wp-content/uploads/2023/04/c4eb22b3c43e924e0a087b52a8a93515.jpg?resize=1000%2C670&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/kimonoshitatesousou.com/wp-content/uploads/2021/05/c821e3fc5238ec7d81eefaa941238d52.png?resize=640%2C511&ssl=1)
ネル 中級者様向け
ヘラ台の上やアイロン台の上に敷くのにはネル生地がおすすめです。
コテやアイロンがけする時にフワフワするのでアタリになりにくくなりますので仕上がりがきれいです。
ちなみに印を付けるときには敷かない方が印がきちんと付きますよ。
袖の丸み型 すべての方におすすめ
![](https://i0.wp.com/kimonoshitatesousou.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG_20210730_105808-1-rotated.jpg?resize=880%2C660&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/kimonoshitatesousou.com/wp-content/uploads/2021/06/9a0c4fb84cd108733afe76a876b7ec64.png?resize=381%2C217&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/kimonoshitatesousou.com/wp-content/uploads/2021/10/DSC00183.jpg?resize=1024%2C576&ssl=1)
文鎮 初心者様向け
↓以前の動画内の写真です。
手持ち文鎮とようかん文鎮が写っています。
印付け
コテ 中級者様向け
装々さんが使っているのはこういうコテです↓が、まあこんな大きいのはいらないと思います(笑)
![](https://i0.wp.com/kimonoshitatesousou.com/wp-content/uploads/2021/05/2071d942e30bbb157627d4e239519b33.png?resize=532%2C863&ssl=1)
印付けのヘラ 初心者様向け
コテがない時はヘラで印を付けます。小学生の時に買った裁縫道具のセットに入っていましたね。
三味線のバチみたいなやつです。何に使うか分からなかったこのヘラ、実は印を下の布に写すものだったんです。
チャコ 中級者様向け
フリクションペン すべての方におすすめ
バッグを作る時はフリクションペンです。アイロンをかけると消えるので便利。
ちょっと太字なので見やすくて大好きです。高額の着物には使いませんけど、趣味のお裁縫には便利です
夏の暑い部屋に置いておくと印が消えてしまうので注意です。体感28℃位(テキトー)
ものさし
装々さんは鯨尺の1尺と2尺の2本使いです。
コテを使うならプラスチックだと溶けてしまうので、竹さしが必須です。
尺さし 中級者様向け
センチと尺が一緒に書いてあるものさしもあるみたいですね。
洋裁には定規 すべての方におすすめ
ハサミ
裁ちばさみ すべての方におすすめ
プロの裁ちハサミは 「庄三郎」!
装々さんは庄三郎3丁持ちです!!
![](https://i0.wp.com/kimonoshitatesousou.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG_20210509_162919.jpg?resize=660%2C880&ssl=1)
糸きりハサミ すべての方におすすめ
糸きりハサミもちょっといいのを買うとストレスがないです。
高い糸きりハサミは刃が薄いのでストレスなく来ることが出来ます。小学校の時の裁縫セットの糸きりハサミは刃が分厚いですからね。安全ではあるのですが切りやすくはないです。
やっぱり普通の昔からあるタイプのが使いやすい、切りやすいです。
シャキン!!と音がして切れるのは気持ちがいいですね。
![](https://i0.wp.com/kimonoshitatesousou.com/wp-content/uploads/2021/03/6821989ea49ce9bd20b29068b1a836ae.png?resize=750%2C750&ssl=1)
針とハサミだけはいいものをそろえてくださいね。お裁縫がとっても楽しくなります。
ミシン
和裁道具とは関係ないのですが、ついでなので装々さん愛用のミシンを紹介します。
職業用ミシン 中級者様向け
職業用の自動糸きりと広いテーブルのついたブラザーのミシンです。
元々舞台衣装を縫うために購入したものです。6年ぐらい使っています。
この前には家庭用のコンピューターミシンを使っていましたが、すぐにミシン内の返し縫のパーツが折れてしまい、二回修理したので、職業用に変えました。
家庭用ミシン 初心者様向け
ミシン針
アイロン
アイロン すべての方におすすめ
![](https://i0.wp.com/kimonoshitatesousou.com/wp-content/uploads/2021/05/510db9c953a883eeecb665bfdcbb1238.png?resize=300%2C170&ssl=1)
アイロン台 すべての方におすすめ
新モス 三つ衿芯 当て布に すべての方におすすめ
新モスを細く切ってアイロンやコテ掛けの時の当て布にしています。
布に含まれる水分量が多いので 浴衣やコテ極まりの悪い生地の時に使います。
浴衣の居敷当てや三つ衿芯などに使えるのでストックしておくといいですね。
![](https://i0.wp.com/kimonoshitatesousou.com/wp-content/uploads/2020/12/9b558937d36b00a82d4f7784155717f4.png?resize=92%2C92&ssl=1)
余った胴裏や解いた着物の裏地も当て布に使っています
裾芯
袷着物の裾には芯を入れてお仕立てします。芯は↑で紹介した新モスを使っています。
装々さんはたくさん縫うので業務用のこちら↓
エチケットブラシ すべての方におすすめ
糸くずの量が半端じゃないのでエチケットブラシは欠かせません。
検針機 中級者様向け
後記
道具の使い方はYouTube装々ライブで↓
オーダーお問い合わせフォーム開設のお知らせ
本当にありがたいことに装々に仕立てをお願いしたいと問い合わせをいただくようになりました。
大変勇気のある方が、電話をかけて下さったり、メールをくださるのですが
よりコンタクトを取りやすくするためにブログ内に問い合わせフォームを
開設しました。
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呉服屋さんを通すよりは仕立て代の節約になるかと思います。
もちろん呉服屋さんで着物の知識の勉強をしながら買うのもとっても大切ですけどね。
いい呉服屋さんに出会えていない方、ネットで買った着物、サイズの合わなくなった着物の直しなど
お気軽に問い合わせください。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
着物仕立て装々でした。バイバーイ。
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