着物仕立て装々です。
先日、着物の生地をマスクにする危険性という記事を書きましが、賛否色々ご意見を頂きました。
装々としては読んでくださった方が、マスクを作る際にご自分で判断する材料の一つとして紹介しました。参考にしていろいろ考えてくださると嬉しいです。
最近Yahooニュースで手作りマスクに接着芯を使うことの危険性についての記事を見ましたので、装々も紹介したいと思います。
接着芯を製造しているメーカーおよび販売している会社に電話で問い合わせたところ、社名は伏せて欲しいということではありましたが、以下のように回答をしていただけました。
A社「樹脂の種類によります。使う樹脂の種類によってはホルマリンが含まれていることがありますので、オススメはできません」
B社「接着芯の接着材として使用している樹脂はマスク用に開発したものではないため、吸引しても問題ないというエビデンスがとれておりません」
このように、接着芯に使われている樹脂はさまざまで、一概に「安全」「危険」とは言えないため、「マスクへの使用はオススメできません」とのことでした。
以上レタスクラブ記事抜粋
レタスクラブの記事はこちらから↓
手芸用品と言っても色々あって、わかりやすく言うと、生牡蠣みたいなもので、生食用と加熱用がありますよね?あんな感じで、お料理と同じように手芸の材料にも向き不向きがあります。
加熱用を生で食べたって良いですが、自己責任ですよね?
ところがどっこい 自己責任では済まないのがアレルギー問題です。
装々が皆さんに言いたいのは、自分が使うものではないマスク、特にプレゼントや販売を考えている方は よくお勉強していただきたいのです。
販売したもので健康被害があれば 当然販売責任を追わなくてはいけません。
素人で分からなかったでは済まないこともあるのです。アレルギーで人の生死に関わる事態にならないとも限りません。
少なくとも サンプルを作って、自分で使用したり洗ったり してみるくらいの事はしましょうね。
あと、手作りマスクを作っているときに注意してほしいのは
針の取り忘れです
和裁士である着物仕立て装々ですが、納品の際一番気をつけるのは検針です。
着物はお客様に届くまでに何度も検針機を通ります。
針が中に残っていると思わぬ事故に繋がることがあり、
縫い針が着物に残っていて死亡事故につながった例が報告されています。
私達和裁士は縫い物の基本の運針(並縫い)とともに 針の管理を徹底的に叩き込まれます。
一般のご家庭に検針機はないと思いますので、作ったマスクは一度しっかり手で握りしめて、針が残ってないか確認してくださいね。
何度もにぎにぎ してね。
仕上げのアイロン、梱包する時も針が入っていないか 確認しながら作業してみてください。
30枚ほど出来たので、親族やいつもお世話になってる方にプレゼントしました。
装々さん 最近はお客様の注文の子供物の浴衣と甚平を製作しています。
お客様が 新型コロナで自粛モードでお家に引きこもっている 姪御さんのお子様にプレゼントするとのことで、3姉妹おそろいの生地で作っています。可愛らしくって、ついフリルに気合が入ってしまいます。こちらも素敵なプレゼントになりそうですね!
完成したらYoutubeのメインチャンネルで公開しますね。
手作りマスクの方も随分増えてきました。
せっかくなのでオシャレしたいですよね!着物仕立て装々でした。
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