単衣羽織の作り方解説 寸法の決め方と印付け

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単衣の羽織の作り方解説

こんにちは!着物仕立て装々です。

急に秋も深まり、ご近所様に頂くみかんや柿のおすそ分けに舌鼓を打ちつつ、早くも冬支度を始めています。

今回はリクエストにお応えしまして羽織の作り方を解説してみようと思います。

最近は長羽織が流行っていますので長羽織の寸法を解説します。

初めてでも出来るように単衣の羽織の作り方です。袷の羽織の作り方が知りたいという方はリクエストしてくださいね。

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初めてさんの為の単衣羽織解説

動画解説はコチラです↓

動画内で寸法の測り方、印付け、縫い方をライブでじっくりと解説しています。

尺で印をしながらcmで話しているので寸法間違って話している部分もありますが、以下のブログにまとめた寸法が正確です。

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羽織のサイズ

身丈

まずは羽織丈の割り出し方です。

身長×7÷11(7分丈)

または

身長×6÷11(6分丈)

計算した寸法をメジャーで肩から測って確認してみてください。

7分丈だとひざ下より少し長いくらいになると思います。

お尻が隠れる位の昭和羽織の丈は 身長÷2+2cm です。参考までに。

袖丈

袖丈はお持ちの袖丈から割り出します。

羽織袖丈=着物袖丈-2cm

着物には帯を締めるので袖丈が持ち上がります。なので羽織の袖丈の方が短くなっているのですよ。

(以下写真は着物の寸法を測っています。測る場所の参考にしてください)

袖巾

袖口から袖付けまで測ります。

羽織袖巾=着物袖巾+8mm

細かい数値が面倒でしたら1cmでもOKです。

袖山の所で測ります。

袖付け

肩山から袖付け終わりまでの寸法を測ります。

着物は21cmか23cmが多いと思います。

羽織袖付け=着物袖付け+8mm

ここも+1cmでもOKです。

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肩幅

下の写真のようにまっすぐ置きます。

衿の部分にくりこしがあって置きにくいのですが、肩山にはたたみシワの線があると思うので

その線で置きます。

衿付けが肩山より下へちゃんと下がっているか確認してくださいね。

背縫いから袖付けまで斜めにものさしを置いて測ります。

くりこし

写真のように衿付けから真横にものさしを置きます。

ものさしから肩山に向かって測ります↓

2.5~4cm位が標準です。

羽織くりこし=着物くりこし+8mm

ここはキッチリ8mm足してください。

後幅

見ごろの裾の背縫いから脇縫いまでの寸法を測ります。

羽織後幅は着物と同寸です。

その他

その他は基本的に共通寸法なので印付けと共に解説します。

着物の寸法はゆかたの作り方の時に解説していますので、こちらの寸法表を参考にして測ってみてください↓

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裁断の置き方

裁断は右側から測ってじゃばら折りにして置いていきます。

ゆかたの裁断の置き方と寸法違いでほぼ一緒なので和裁の裁断の置き方が分からない方はこちらの動画をご覧ください↓

裁断寸法

見ごろ 羽織丈+羽織くりこし+4.5+19 左側を輪にして2枚

4.5cmは衿付け、ゆるみ、前下がり分です。

19cmは裾返し分です。

肩に柄合わせがある時はこの時に右側の輪(肩山)の辺りに柄が来るように置きます。

 羽織丈+30cm 左を輪にして1枚

衿は羽織の見ごろとほぼ同じ長さになると思いますので、↑のように置いて各寸法で左側に3枚輪が出来るように置きます。

 袖丈+6cm 左側を輪にして2枚

袖口布 29cm 左側を輪にして1枚

すべての右側の輪を切ります。

裁断前に何度も寸法を確認しましょう!!

どうでもいいけどちょっと解説

羽織は前見頃の衿付けの所だけ長さが長くなっています。

本当は前下がり分は前見頃だけでいいので裁断の時に台の右側に前下がり分を出して置いて裁断をするのが正式ですが、

間違えて前下がりを切ってしまうと丈が足りなくなってしまうので、今回は着丈を切る時に前下がり分を入れて切っています。

和裁を習っている方のためにちょっと解説でした。

今回は初めてでも失敗しない様に印をしてから後で長い分をカットします。

印付けの準備

↑肩山が分かるように赤線の所にまっすぐ縫って糸印をします。

↓糸印 地の目が分からない方は軽く手で押さえて折り線を付けて縫ってください。

まっすぐの目安にするだけなのでどんな糸でも縫い方でもOKです。

浴衣と同じように背縫いの糸印もしておきましょう

先に右見ごろの表を上にして写真のように置きます↓

後ろ見ごろが右側になるように置きます。右側手前の背縫いの糸印←ここ重要!!

その上に左見ごろを重ねます。

肩山に付けた糸印をそろえて針打ちして ずれないようにします。

背縫い側と袖付け側と、不安な方は間も針打ちしてください。

印付け

赤い線が肩山です。そこから右端に裾返しを折るのですが、肩山から測ります

水色で書いてあるのが印付け身丈です。

羽織丈+くりこし+2cm で折り返して裾返しにします↓。実際は19cmより長いと思います。後で切ります。

前見頃はさらに2.5cm長く(前下がり分)

羽織丈+くりこし+2cm+2.5cm 

で同じように裾返しを折り、長さが足りるか確認します。こちらも裾返し分は少し長めになっています。

前は長さを確認したらOKです。こちらは針で止めないでおいてください。

印付けは以下の通り

印の順番は

  1. 背縫い1.5cm
  2. 右側端(裾) 背縫いから上に後幅+5mm
  3. 肩山で 背縫いから上に 肩幅+8mm
  4. ↑2と3を斜めにつなぐ
  5. 袖付け 肩山から羽織袖付け寸法
  6. 見八ツ口 9.5cm 共通
  7. 肩山から羽織くりこし分、右に10cm位の長さで線を引く
  8. ↑7の線と布端から10.3cmの所で4cm丸みで衿肩明きの丸みを書く

4cm丸みは中振袖用の丸みです。

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しょっちゅう羽織を作る装々さんは自作の羽織肩明き丸みの型紙があります↓

8.左側の前見頃は後ろと同じ長さを計って(羽織丈+くりこし+2cm)そこを裾線にします

9.前見頃の脇線は 背縫い分1.5cmから上に後幅+5mmです。 羽織の脇線は前も後も同じ様に印を付けます

10.前見頃の脇線、袖付け、見八ツ口は後ろ見ごろと同じです。

11.衿肩明きを書いた時の10.3cmを裾まで延長します(チャコで書く)

12.肩山から34cm(羽織紐付け位置 乳付け)と前丈 羽織丈+くりこし+2cm+2.5cmの印を書く

13.肩山の印もしっかりと写しておいてください↓

14.前見頃の脇、衿付け丈それぞれから19cm裾返しを取って線を引きます(ピンクの線)

15.前後とも裾返し19cmになるようにカットします。後ろはまっすぐ、前は斜めになるので注意!一緒にかき落としも切ります (オレンジ線)↓

前見頃の裾返しを折り返すとこんな感じです

写真の左が脇で右がかき落とし(10.3cm)切った方です。

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マチの印付け

前見頃の手前部分のかき落とし 10.3cmで切った布でマチを作ります。

2枚中表に揃っていると思うので重ねたまま印を付けます。

マチ丈= 羽織丈+くりこし+2cm-袖付け-見八ツ口

↓脇の紫の矢印線の長さになります。計算と違うときは実寸で測ってください

かき落としは長いのでマチと縫い代、裾返しの長さで切ります。

写真上が耳になるようにマチ丈と右は2cm 左は19cm折り返した寸法で切ります。

紫の線はマチ布の幅半分の線になります。

ここは線をビーっと引かずに左右矢印先の所に印をます。↓緑の印

中央から右は上に2.3cm 左は上下に3cmずつ測って

それぞれ線でつなぎます。(水色)

マチの幅は切らずにこのまま付けます。

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袖口布

袖口布は29cmの輪で切った生地を広げて58×11を2枚切っておきます

衿の折り方はこちらです

羽織の衿折りは以前解説しましたのでこちらの記事をご覧ください↓

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縫い方はライブで解説しています

袖の印は縫いながら付けます。印付けの難解な部分と細かい点についてもライブで解説します。

装々さんのライブチャンネルは、国家検定一級和裁士が縫い方を解説しながらまったりおしゃべりしながら、和裁やお裁縫の上達ポイントを解説しつつ、質問に答えますというカオスなチャンネルです。

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ということで最後まで読んでくださってありがとうございました。

着物仕立て装々でした、バイバーイ。

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